結婚や出産などでお祝いの記念品をいただいた際には、お返しとして「内祝い」を贈ることが一般的です。しかしその際、迷ってしまうのが「複数人から連名でお祝いの記念品をいただいた場合」です。
本記事ではお祝いの記念品を連名でいただいた時も内祝いのお返しは必要なのか、贈る際のマナーについてもご紹介していきます。
連名で記念品をいただいた場合の内祝い
職場の仲間や友人などが複数となって、「連名」でお祝いの記念品を渡すということもあるでしょう。その場合、お祝いのお返しとして「内祝い」を贈りますが、まとめて一つにして贈っても問題ないのでしょうか？
実際のところ、連名でお祝いの記念品をいただいた場合でも、一人ひとりに個別で内祝いのお返しをするのがマナーとされています。
連名でお祝いの記念品をいただいた場合、「誰がお祝いしてくれているのか」、名前が分かるように記載されていることも多いでしょう。
誰がお祝いに参加してくれているのかをしっかりと把握しておき、一人ひとりに感謝の気持ちを込めてお礼状をつけ、内祝いをお返しするのが基本的なマナーなのです。
「職場一同」など人数が多い場合は？
しかし「職場一同」など人数が多い場合、全員に内祝いのお返しを贈るには一人当たりの予算が少なすぎてしまいます。
そのような場合、全員で分けられるようなお菓子を用意し、「ぜひ皆さんで食べてください」と代表者に渡すという形をとる場合もあります。
「連名でお祝いをいただいた場合も内祝いはなるべく個別に渡す」というのがマナーとされていますが相手との関係性やシチュエーションによって、臨機応変に対応しましょう。
連名でお祝いをいただいた場合の内祝いの渡し方は？
連名でお祝いをいただいた場合の「内祝いの渡し方」については、手渡しがおすすめです。
時間やお金が許す場合は、お祝いをくれた人全員に向けて内祝いを手渡しするとより喜ばれることでしょう。
しかし、手渡しが難しい状況もあります。贈る相手が遠方に住んでいる場合や、贈る相手と会うタイミングが合わないという場合も多いものです。
また出産直後でバタバタとしていて、手渡しでお返しを贈るのが難しいというケースもあるでしょう。そのような場合、郵送で贈る形でも問題ありません。ただし、郵送にもマナーがあるため注意して送る必要があります。
相手が内祝いを確実に受け取ることができるように、贈る相手の都合に合わせて配送日を決定するようにしましょう。事前に連絡して在宅している日時を確認しておくことをおすすめします。
終日家に居ないことが多いという場合、郵便局留めを利用するという方法もあります。
また、友人夫婦からお祝いをもらった際には、送り主の宛名は夫婦の連名か世帯主であるご主人の名前を書いておくことが望ましいです。
加えて郵送で「熨斗」をつける場合も、マナーがあるため確認しておきましょう。郵送は外装に傷が付いてしまうことがあるため、熨斗は内熨斗で贈るようにします。
通常、内祝いのお返しはお祝いの記念品を受け取ってから1ヶ月以内に贈るのが良いとされています。
そのため手渡しや郵送問わず、お祝いをいただいたらできる限り1ヶ月以内に贈るように心がけておきましょう。
おわりに
本記事ではお祝いの記念品を連名でいただいた時も内祝いのお返しは必要なのか、贈る際のマナーについてもご紹介しました。
連名でお祝いの記念品をいただいたとしても、一人ひとり個別に内祝いを贈るというのが一般的なマナーです。
連名でお祝いの記念品をいただくと内祝いのお返しに迷ってしまいますが、当記事を参考に基本的なマナーについて押さえておき、相手に失礼のないよう記念品を用意しましょう。
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