社章バッジを制作する際にデザインやサイズを決めていくことはもちろん、「仕上げ」の種類についても決めていく必要があります。「会社のロゴデザインや色を忠実に社章バッジで再現したい」「高級感をだしたい」などいろんな希望があるかと思います。今回は社章バッジの仕上げによる印象の違いについて、仕上げの種類別に分けてご紹介していきます。
仕上げ方法により印象も変わる
社章バッジにはさまざまな仕上げの種類があります。
仕上げ方法によって、価格はもちろんデザインも異なるため、どの仕上げにするかによってバッジをつけた時の印象も大きく違ってきます。
そのため「バッジのデザイン・ロゴの色味を重視したい」、「金・銀・銅などの金属色を取り入れて高級感を演出したい」などイメージを決めておくようにすることが大切です。胸元につける小さな社章バッジですが、それが与える印象はとても大きなものです。「会社の顔」としてつける社章バッジを素敵なものに仕上げていきましょう。
人気のある社章バッジ仕上げ4種
人気のある社章バッジ仕上げを4種類ご紹介します。
金・銀・銅メッキ仕上げ
各金属それぞれの色メッキのみで表現された仕上げ方法です。
4種の中でも最もポピュラーな仕上げの種類として人気を博しています。
凸凹の中でも、凹の部分には艶消しである「ホーニング」という加工を施しています。
金型に粒子を吹き付け目に見えないほど小さな傷をつけていくことにより、艶消し効果を出す方法を「ホーニング」と言います。
これにより、社章バッジを上品な印象に仕上げます。
一方、凸の部分は職人の手による作業で艶が出るように一つ一つピカピカに磨き上げます。
それによって艶消しの部分・艶ありの部分の対比ができるため、高級感漂う印象に仕上げることができるのです。
また一つの型を使って金・銀・銅メッキそれぞれのタイプを仕上げることができるため、部署や役職によって色分けして使用するのもおすすめです。
金・銀コンビメッキ仕上げ
金メッキと銀メッキの2種類を使って仕上げる方法です。
金メッキを凹部分にしたり、銀メッキを凸部分にしたりさまざまな組み合わせを楽しむことができます。
ロゴデザインに凸部分を採用することが多いため、凸部分に金メッキ・凹部分を銀メッキにすれば会社のロゴを強調することができます。
1色のメッキ仕上げと比較すると、より一層高級感のある印象に仕上がるでしょう。
ダムシン仕上げ
凸部分は金や銀メッキで施し、凹部分を艶消しの黒色に仕上げる方法です。
マットな質感の黒色は金・銀メッキとの相性が良く、シックな印象に仕上げることができます。
黒色がベースになるため、金・銀メッキの部分がとてもよく目立ち立体感のあるデザインになります。
研ぎエポ仕上げ
色の付いたエポキシ樹脂を金型の凹部分に流し込んで仕上げる方法です。
研ぎエポ仕上げのメリットとして、カラーコードが指定できることから企業・会社のロゴの色と同じ色に仕上げることができる点があります。
その後、手作業によって表面を磨くため、カラー面と金属面どちらも平らな状態になります。
「会社のロゴカラーを強調したい」など色味を強調させたい場合におすすめです。
おわりに
今回は社章バッジの仕上げによる印象の違いについて、仕上げの種類別に分けてご紹介しました。
社章バッジは「デザイン・色・仕上げ」の3つを組み合わせることで、個性豊かに表現することができます。
中でも仕上げ種類の中でもカラーを重視するという場合には、「金・銀・銅メッキ仕上げ」「研ぎエポ仕上げ」がおすすめです。「仕上げの重要性」を知ったうえで、ぜひ会社の社章バッジも素敵な印象に仕上げていきましょう。