社章バッジとそれを取り付けることの意味について本記事では解説してまいります。
社章バッジを付けていない会社も少なくないため、付けることの意義を日常生活ではなかなか感じにくいものです。
しかし、だからこそ社章バッジを付けること生まれるメリットやそもそもの意味は際立つのではないでしょうか?
社章バッジの意義とは
社章バッジを付ける意義とは何なのでしょうか?
そもそも社章バッジを用意していない会社も少なくありませんし、付けていないからといって困ることもありません。営業担当などが付けていたからといって新たな契約が生まれるということもありません。ドライに言ってしまえば、付ける意味はないのです。
それでも、付けている会社も厳然として存在します。そういった会社は付けることにどのような意味を見出しているのでしょうか?社章バッジの意義とは、会社への帰属意識の向上です。こういうと、ブラックなイメージを抱かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、会社への帰属意識の向上は会社にとっても社員にとってもとても良い効果があるのです。
会社にとっては、もちろん社員の帰属意識が高まることで、会社の外での振る舞いも従業員が気を付けてくれるようになることは大きなメリットです。
社員にとっても社員全員がそのような態度でいることで、気持ちよく仕事ができますし、社内でも社外でも人の目を気にした行動を取ることが習慣化することで、社会人として一歩進んだ立ち振る舞いを身に付けることができるといったメリットがあるのです。
社章は日本の文化?
社章を付ける文化は日本独自のものなのでしょうか?欧米ではもともと社章を付けることはほとんどなかったようです。にもかかわらず、日本にスーツの文化が定着したころには日本企業で身に付けることが少なくなくなっていました。ではいったいこの文化はどこから来たのでしょうか?
これは諸説あると言われていますが、一説には日本人の「家紋」の文化からきたのではと言われています。
過去に遡ると日本には、様々な装飾品を家紋で飾る習慣があります。
家紋=アイコンと考えると、会社のアイコンである社章バッジを付けることは日本人の感覚としては自然な成り行きだと考えられます。
会社としてのステータス
また、社章バッジを取り入れている会社となると一定以上の格を持つ会社だという認識を持ってもらえるということもあります。社章バッジを取り入れているということはそれだけで会社のステータスともなるのです。
また、付けている方はその方自身に一定のステータスがあるようにも見えるものです。
会社によっては、一定の役職の方のみが付けるという会社もありますし、弁護士など特定の職業の方が付けるバッジもあります。そのため、取り入れることによりステータス面でも有利に働くのです。
共通意識を生む
先にお伝えした会社への帰属意識による共通意識が生まれることも社章バッジを付けることのメリットです。人は同じものを身に付けるなど共通点を感じる要素が多ければ多いだけ、共通意識が生まれます。共通意識が高い集団はそうでない集団よりも生み出す成果が大きいのではないでしょうか?社章バッジを付けることにはこういった意味もあるのです。
おわりに
社章バッジとそれを付ける意義についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?社章バッジは、それ自体が意味をもつものですし、日本人の考え方に即したものです。
必ず付けなければならないものであるからこそ、それを付けていることで生まれるステータスもあるでしょう。
本記事でこれらの意味を理解し、ぜひ会社に取り入れてみられてはいかがですか?